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第90回 ハイキング
投稿:2016/10/1 堀 伊佐夫 
〜 初秋の「山の辺の道」を散策 〜
臨時代行 堀 伊佐夫


◇実施日:平成28年9月27日(火) 10:50〜16:30

◇参加者 14名


◇コース: 集合(JR巻向駅)→箸墓古墳→井寺池→桧原神社→玄賓庵→大美和の杜展望台→
 狭井神社→大神神社→平等寺→金屋の石仏→仏教伝来之地碑→桜井駅(解散)
  
 ハイキングサークル担当幹事の尾木 睿氏が急逝されましたので、今回は小生が臨時代行として担当し、同氏が生前計画されていた、初秋の「山の辺の道」としました。山の辺の道は、桜井から奈良へ通じる約26qの日本最古の道と云われていますが、ポピュラーなのは、天理〜桜井間約16qとなっており、今回は以前走破した残りの部分約7qを歩きました。

10時50分、JR巻向駅に集合。冒頭、尾木さんのご冥福をお祈りし黙祷を捧げた後、本日の予定を説明しスタート。このコースのメインは、酒造・医薬の神様として知られる大神神社です。この神社には神殿がなく、背後の三輪山が御神体とされており、造り酒屋の軒先に吊るされている杉玉≠ヘ、この三輪山の杉で作られています。

くねくねと曲がり続く、木立に覆われた山道に風情を感じるながら、由緒ある寺社・史跡・古墳をめぐり、各所でガイドさんの詳しい説明を聞き、玄賓庵=i平安時代の高僧であった玄賓僧都の庵で、鄙びた味わいのある小寺)では、本堂にてご住職から説明を聞き、堂内の玄賓像や木造の不動明王像を拝観できました。また、大神神社では、ガイドさんのお計らいで、普段は見ることが出来ない、大神神社拝殿奥の「三ツ鳥居」を拝むことも出来ました。

万葉歌碑も数多く点在していましたが、中でも有名なのは、井寺池の堤にある、川端康成の筆による万葉歌碑であり、倭建命が詠まれた歌「大和は 国のまほろば たたなずく 青垣山ごぼれる大和し美し」が刻まれており、ご本人自らこの地に立ち、石の大きさや場所まで細かく決められたそうです。

 当日は季節外れの真夏日となり、むし暑い猛暑に見舞われましたが、通常より時間をかけ、ゆったりとしたペースで予定コースを散策、古代ロマン漂う歴史に思いをいたし、万葉と神話の世界に浸り、無事桜井駅に到着しました。

 
下の写真をクリックすると名前入りになります
 
「山の辺の道」のビューポイントにて


 

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スタート前の説明(JR巻向駅前)