第634回【三浦の河津桜】Cコース

◇メモ　
　東京湾と相模湾に囲まれた三浦半島。東側に位置する三浦海岸は、夏には海水浴場で賑わい、この時期には河津桜が見事に咲き誇り、人々に本格的な春の訪れを告げている。三浦の河津桜は、本場の河津町から苗木を譲ってもらい、今では1000本の桜が植わっていて観光客も昨年は33万人が訪れるほどの名所となっている。

　見事な河津桜を見にハイカーが三浦海岸に集合。今回のコースは桜道の遊歩道を歩いて桜を観賞し、小松ヶ池で自然を観察してその足で三崎口駅へ出て帰路に着くコースを選択した。三浦海岸駅前では「桜まつり」で賑わっていたのでちょっと立寄って特産品を見物した。その後は目的地に向かって住宅街を通り抜けると桜並木の遊歩道が現われた。

　暫く歩くと見頃の桜が少ないように思えた。今年の三浦の河津桜は２週間早く咲いたようで満開の時期が早まり、葉桜が目立ち始めちょっと寂しい気がした。今年は寒暖の差が激しく、休眠打破が順調過ぎて開花の時期を早めたようだ！！？。これも温暖化のせいだろうか？。しかし桜のピンクと菜の花の黄色が春の訪れを告げているかのようで調和のとれた散策路であった。

　更に遊歩道を歩くと小松ヶ池入口の表示があって階段を下るとそこが池の遊歩道であった。そこには水鳥が羽を休め、水草との共存を楽しんでいるかのようだった。本来なら池の向かい側には河津桜が並木を連ねて、池に映る「逆さ桜」が美しいはずが葉桜だった為、残念。池の端に何と「カワセミ」のお出迎えもあり、みんなで美しい来鳥に感謝。

　その後、公園の一角で記念撮影をして沓形公園で早めの昼食をとった。休憩後一行は小松ヶ池と桜並木に再会を誓いながら途中、妙音寺に立寄って全員でお参りして帰路中に漁業と農業が盛んな三浦の人々に感謝の心を抱きながら三崎口駅で解散した。