川越街道ウオーク第7回レポート


第7回川越市内散策(2)

レポート&写真 中島 征雄



実施日 2019(R01)年12月18日(水)曇り時々晴れ午後一時小雨

参加者 折本 文夫、中田 信義、伊藤 泰弘、杉田 勝行、宇山 治男、中島 征雄  計6名

GPSデータ
歩行距離:9.3km 全体所要時間:4時間32分 移動時間:2時間58分 停止時間:1時間34分
移動平均速度:3.12q/h  全体平均速度:2.05km/h 累計歩行距離:68.4km

概要
 川越に着いたときは、街は霧でぼんやり霞んでいた。 9時30分、西武新宿線本川越駅を出発。市街地を東に進み、「中院」へ向かう。9:46、鐘楼門を潜った庭は、静寂で、心が洗われる気がし、なにかほっとさせられる。中院は、慈覚大師円仁が建立した「星野山無量寿寺仏地院」で天台宗の寺院。境内には、「狭山茶発祥の地」碑、島崎藤村が義母に贈った茶室「不染停」がある。

 北へ向かうとお地蔵様や墓石が並べられている「南院(星野山無量寿寺多聞院)」の跡地(10:06)、その北西に三大東照宮の一つ「仙波東照宮」がある。(10:08)随身門、石鳥居を潜ると高さ5間の丘を築き上げた上に東照宮社殿がある。急な石段を上って参拝。(10:19)

 北側に地続きの「喜多院(星野山無量寿寺仏蔵院)」では「慈眼堂」、「延文の板碑」、「暦応の碑」「どろぼう橋」、「川越藩主・松平大和守家墓所」と廻り、「潮音殿」と言われる喜多院の本堂である「慈恵堂(大師堂)」を参拝、庫裏(10:41)から「客殿・徳川家光公誕生の間」、「書院・春日局化粧の間」、「遠州流庭園」、「家光公御手植えのしだれ桜(二代目)」を拝観(11:07)。

 「五百羅漢(一体だけ眼鏡をかけた羅漢様がいる)」を見て、「鐘楼門」から「喜多院本地堂瑠璃光殿跡(ここで、徳川家康公の遺骸を日光へ移送する途中で喜多院に到着し、4日間の法要を行った堂。現在は上野寛永寺の本堂・根本中堂)」に寄り、その裏の星野山無量寿寺にまつわる伝説の「仙芳仙人塚」に寄る(11:23)。古墳がある日枝神社に寄った後、喜多院に戻り、境内で昼食をとる。(11:28〜47)

 成田山川越別院から「片葉の葦」の伝説がある「浮島神社」へ。そして「川越城富士見櫓跡」に登り(12:12)、童謡「とうりゃんせ」の舞台となった参道を進み、三芳野神社。本丸跡の「川越城本丸御殿」を拝観し(12:27〜42)、川越城で唯一残っている堀「中ノ門堀跡」から縁結びで人気の「川越氷川神社」へ向かう。(12:59〜13:16)ここだけは賑わっている。

 その後、「川越夜戦跡」の碑がある「東明寺」(13:23〜31)、「あごなし地蔵やしやぶき地蔵」が祀られている「広済寺」(13:34〜40)、「伝・悲運の武将 河越太郎重頼の墓」がある「養寿院」に寄り(13:49〜56)、「蔵造りの街並み」に出て一番街バス停(14:01)に着く。川越街道ウオークはここで終了。バスに乗り(14:10)、本川越駅に出て解散。お疲れ様でした。

 今日は、川越市の名所旧跡を巡り、7回にわたる川越街道ウオークの最終日を楽しみました。いつもは、観光バスが多数乗り入れ、ごった返す川越も今日は歳末のためか静かで、小江戸川越らしさを堪能出来たことと思います。  
以上
本川越駅中院山門前喜多院本堂(慈恵堂・潮音殿)
仙芳仙人塚天海僧正像前川越城富士見櫓跡前
東明寺、川越夜戦古戦場跡碑前



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