川越街道ウオーク第5回レポート


第5回ふじみ野駅(上苗間バス停)〜川越駅

レポート&写真 中島 征雄



実施日 2019(R01)年10月16日(水)天候曇り 気温20℃位



参加者
 折本 文夫、前北 勝司、中田 信義、前田 實、杉田 勝行、中島 征雄  計 6名


GPSデータ
歩行距離:12.7q 全体所要時間:4時間34分 移動時間:3時間24分 停止時間:1時間10分
移動平均速度:3.7q/h 全体平均速度:2.77q/h 累計歩行距離:50.5q

概要
東武東上線ふじみ野駅西口のバス停から、予定の一本前のバス(9時45分発)に乗り、上苗間バス 停に9時48分に着き、歩き始める。川越街道(国道254号線)に出て右折、国道左側の直ぐ先の大井小学 校の校門隣に国登録有形文化財の「旧大井村役場」がある。

 直ぐ先で旧街道は国道から左に分かれるが、その分岐に、昔、馬頭観音が祀られていたという。馬頭観音 は、今はこの先の「神明神社」の隣に移され、祀られている。街道を400m程進んだ「角」と呼ばれた交差 点に享和2年(1802)建立の道標を兼ねた「常夜燈」があり、「大山 武蔵野地蔵 ところさわ道」と刻まれ ている。(10:04)

「角」の交差点から街道を進むと「地蔵院」がある。鎌倉時代末期の創建で、境内に樹齢380年前後の 「しだれ桜」がある。(10:14)  国道254号線と合流する手前に「亀久保神明神社」があり、その道の奥に先程国道から旧街道が分かれ た所にかつて祀られていた「馬頭観音」が祀られている。(10:21)この「馬頭観音」は小栗判官伝説や大和 田宿にあった「鬼鹿毛」伝説に関係があると言われている。

 「亀久保神明神社」を参詣し、国道を進む。1q程進み、国道と旧街道が分かれる所の左に「芝開き地蔵 (厄除地蔵尊)が小さなお堂の中に祀られている。その先に鶴ヶ丘八幡神社があり、参拝。休憩を取りたか ったが、国道を渡った先のトイレがある公園に行き、休憩。(11:00〜07)  国道を横切って旧街道を右折。暫く行くと、右手「いもせんべい屋あらい」の店先に「旧川越街道 藤馬 中宿跡」の標柱がある。(11:15)ここの旧街道では、今月19日、川越祭の屋台が通るので、通行止めにな るようだ。

 街道は上りとなり、「東光寺」がある。ここ藤間の集落は、江戸時代初期までは今の国道の東側にあった。 街道の整備に伴い藤間集落も、東久保(亀久保の東)にあった「東光寺」もこの地に移されたとのこと。  少し進むと覆屋の中に「開明地蔵大菩薩(首切り地蔵)」が祀られている。(11:30)地蔵は川越藩の処刑 場にあって、元は烏頭坂の近くにあったが、人家が増えてきたため江戸時代中期に現在地に移した。  街道は下りとなり、左側の駐車場の奥に塚があり、塚の上に「吉田神社」がある。階段下に「吉田次兵衛 政次翁命之奥城」の標柱がある。  坂を下り、500m程進んだ左側の奥に「砂新田公園」があり、ベンチ、トイレがあるので昼食とする。 (11:51〜12:19)

 ここで、相原さんからの電話が10時少し前に入っていたことに気がついた。ふじみ野駅に来ていたにもか かわらず、確認せず全員集合したものと思い、計画より一台前のバスに乗ってしまいました。相原さんには 大変申訳けないことをしてしまいました。お詫びいたします。  街道に出て、直ぐの右側に「春日神社」があり、進むと「不老川」に架かる「御代橋」を渡る。この先の 「長田寺」は寄るのを忘れてしまった。

 街道は、難所として知られていた「烏頭坂」の登りとなり、左の数十段の階段を上った所に「熊野神社」 がある。(12:39)境内の「御嶽塚」には多数の神社名の石碑、本殿の奥には多数の祠がある。  旧街道は国道254号線に合流し、歩道橋で国道16号線を渡る。計画では254号線を進み「妙善寺」「菅原 神社」を経て、川越駅へ行くことにしてあったが、折角だから「富士浅間神社」「愛宕神社」「仙波氷川神社」 「天然寺」「長徳寺(川越観音・仙波氏館跡)」に寄ることにする。

 国道16号線の歩道橋を渡り、16号線に沿って北東に進むと「富士浅間神社」がある。(12:52)境内に「占 肩の鹿見塚」の碑があり、神社は円墳の上に鎮座している。円墳(浅間神社古墳)は高さ5.8m、直径38m で6世紀中頃の築造。40段弱の階段を上ると社殿があり、その裏に溶岩で築いた富士山のような塚と噴火口 を表した穴がある。

 国道16号線の右側に「愛宕神社」がある。(13:04)この神社も古墳(円墳)の上にある。古墳に規模は、 高さ6m、東西30m、南北53mで2段築造。神社の下の仙波河岸史跡公園を通り、国道16号線を潜ると「仙 波氷川神社」に着く。(13:15)境内に「仙波氷川神社古墳」がある。  国道16号線を進むと「天然寺」に着く。(13:23)当寺は小江戸川越七福神の寿老人を祀っている。」更に 国道を進むと左手に「川越観音」や「仙波氏館跡」の「長徳寺」がある。(13:35)

 長徳寺から道に迷いながら川越駅に向かって行き、「菅原神社」と小江戸川越七福神毘沙門天の寺で、川越 さつまいも地蔵尊がある「妙善寺」に寄り、14時22分、川越駅に着く。今日はここまで。

 次回は、11月20日(水)の予定です。
以上
角の常夜灯馬頭観音川越祭り立看板
開明地蔵大菩薩(首切り地蔵)熊野神社富士浅間神社(古墳下)
開明地蔵大菩薩(首切り地蔵)熊野神社富士浅間神社(古墳下)



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