第153回薩埵峠~由比宿


第153回ハイキングレポート

記 中島 征雄

実施日 2016(H28)年2月24日(水) 天候 曇

行き先 薩埵峠~由比宿 (薩埵山の標高244m。薩埵峠の最高地点標高 約110m)

コース 熱海8:23=8:41沼津8:44=9:21興津9:33~興津一里塚跡~身延路道標~伏見醤油館~9:45宗像神社9:47~浦安橋~10:15海岸寺10:18~10:23旧東海道合流~10:28薩埵峠登り口~10:35奥展望台~10:48展望台~11:00薩埵峠・山の神遺跡碑(昼食)11:23~西倉沢一里塚跡11:41~間の宿西倉沢~脇本陣柏屋~本陣跡~12:01名主小池邸12:10~12:22由比駅~由比川~入上地蔵~西の桝形跡~脇本陣~正雪紺屋~13:00本陣跡・東海道由比宿交流館13:14~お七里役所跡~東の桝形~由比一里塚跡~13:38蒲原駅

参加者 杉田 勝行、中田 信義、前北 勝司、古家 計、八木 閲三、中島 征雄  計 6名

概要 熱海発沼津行きの車内で集合したメンバーは興津駅で下車。今日の行程で由比宿も行く変更案内をしていたところ、「実は」ということで、杉田さんから、由比に実家があり、生まれてから高校(清水東)卒までここ由比で暮らしていた、今日は実家に寄って帰るとの話があり、皆、びっくり。

 駅から国道1号線に出て左折、旧東海道江戸から41番目の一里塚の跡(石柱のみ)を過ぎ、身延路標で左折し、伏見醤油館を見て小学校脇を通って興津の地名の由来となった宗像神社へ行く。国道に戻り、大きな戦いが三つもあった上流右手の薩埵山を見ながら興津川に架かる浦安橋を渡る。先で左に入り、東海道線を渡ると上りが始まる。坂の途中にある海岸寺で100体の観音を見て上り続ける。

 旧東海道と合流し、右折し上るとトイレ・あずまやがある薩埵峠への登り口に着いた。墓地の間の階段の道を上ると、段々と視界が開け、伊豆半島・駿河湾・美保の松原が見えてくる。階段は直ぐに終わり、薩埵峠の西の端に出る。天気が良ければ富士山が目に飛び込んでくるのだが、今日は雲が懸り全く見えない。残念。

 ここからは、両側がみかん畑のゆるやかな道を行く。木造の展望台からは「薩埵峠からの富士山」の写真と同じ場所にいることが確認できる。富士山は見えないが、下には東名高速道路、国道1号線、JR東海道本線がまとまって走っている。先に進むと数分で駐車場・トイレと山の神遺跡碑がある展望の良い場所(薩埵峠)に着いたので、昼食休憩とした。

 ここからは舗装の下り道で、途中、薩埵地蔵道道標を見て、江戸から40番目の西倉沢の一里塚 (石柱のみ)で間の宿西倉沢の集落に入る。脇本陣柏屋、本陣跡を過ぎ、名主小池邸で休憩する。小池邸から由比駅までは10分強。12:22に着いた。

 由井駅から由比川まではたんたんと歩き、由比川を渡ると由比宿になる。橋の右手の入上地蔵地 蔵、西の桝形跡、三軒の脇本陣と由比正雪の生家と言われる紺屋、その向いの本陣跡を見、本陣跡にある「東海道由比宿交流館」で休憩。ここで実家に寄る杉田さんと別れ、先に進む。紀州徳川家が七里毎に置いた通信の為の中継ぎ役所である「お七里飛脚の役所跡」(説明板のみ)、東の桝形跡、江戸から39番目の一里塚跡(石柱のみ)を見て、13時38分蒲原駅に到着。  切符を買わずにホームに着いていた列車に飛び乗った。薩埵峠はやはり、富士山が見えないと詰まらないが、旧東海道由比宿を歩けた ので少しは良かったのではないか。

 歩行距離:11.3km。移動時間:2時間55分。

 停止時間:1時間15分。全体所要時間:4時間10分。

 移動平均速度:3.9km/h。

 全体平均速度:2.71km/h。
以上

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