社会見学(兼ウォーキング)レポート
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ウォーキングを兼ねた名所旧跡(紅葉の生田緑地)散策 | |||||||||||||||||||
格好のハイキング日和となった11月17日 10:30am、小田急線向ヶ丘遊園駅頭に集合したのは支部会員11名。 今回選定されたコースは「生田緑地」。本格的な都市化が始まる前に川崎市が、多摩丘陵の一画を緑地として都市計画決定して森林を保全し、また幾つかの文化施設を誘致して市民の憩いの場として形成しつつある川崎市内最大の都市公園である。 駅から 20分程で、生田緑地の北部にある枡形山自然公園に到着。 頂上は戦国時代の城跡で、地名の由来となった枡形をした広場がある。ここに4階建ての見晴らし台が 建てられており、そこから、東京・横浜・埼玉一円を見渡すことが出来るという。この日は若干かすんでいたが遠くには丹沢山系や富士山等を望めた。
この広場で昼食を済せたのち、近々設立50周年を迎えるという川崎市立日本民家園を訪れた。当園は、消滅しつつある古民家を永く保存することを目的に、1967年に開園された“野外博物館”で、東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができる。 7件の国指定重要文化財をはじめ、文化財指定を受けた貴重な建築が大半でなかなか見応えがある。
太い材木の床柱や広い板材を使った庄屋格の立派な家、客用座敷・家族の間・使用人部屋と一線を画して格式を重んじた家、勉強部屋等も作っている家など保存価値の高い住居が多いが、板張り・ムシロ敷の粗末ながら囲炉裏を囲んで家族全員が過ごすように なっている庶民的な家屋や、牛馬を家屋内の隅に繋いで、家族ともども生活をしていた家など古来の生活・風習が偲ばれる。 「こんど.孫たちを連れてきて、昔はこのような家に住んでいたことを自ら説明してやりたい」 …との声が出る。
当日本民家園の西門も兼ねて「伝統工芸館」が併設されており、川崎市の紺屋の技術を継いだ伝統的な「藍染め」を手軽に体験できる施設だが、今回は時間の都合で見学のみにとどめた。 引き続いて一行は日本民家園のすぐ隣にある川崎市岡本太郎美術館に入館した。人気度抜群といえる岡本太郎とは申せ、「その作品の何処が良いのか俺にゃァ分らない…」と思わず本音をツィートする正直なご仁も…。 ウォーキングかたがた色々なものを見学した盛り沢山のイベントの仕上げは、いつもの様に「反省会」。 今回は帰路、町田の某所に立ち寄って しめくくりの宴と致した次第。 又来年もこのようなウォーキング兼見学会や懇親会をやりましょうとの意見 も多く聞かれた。 ( 眞武 )
Photo by M.Hasimoto |
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